お薬手帳リーダー
お薬手帳は薬品アレルギーの有無や薬の重複投与などの医療事故を未然に防止する重要な情報源です。
かかりつけ医院では他院で処方されたお薬の情報把握に役立ち、病院では入院患者の服用中薬剤の把握にお役立て頂けます。
これらの薬剤情報は、お薬手帳のラベルを目視で確認したり、手書きやシステムへの手入力が一般的ですが、そのための人手や入力ミスの確認に多大な労力を払ってきました。また、医療情報の特性上、些細な記載ミスが大きな医療事故に発展しないとも言い切れず長年課題になっていました。
アイテックの『お薬手帳リーダー』はこうした課題を解決するため、お薬手帳の撮影から認識結果の表示までの流れをボタン一つで行ないます。認識対象は「調剤日」「薬剤名」「容量」「用法」の4つで、片面・見開きはもちろん、一度に複数ページのお薬手帳をスキャンしてもOCR認証が可能です。
独自の薬剤検出アルゴリズムにより、フォーマットに縛られない検出が可能で、併用薬を瞬時に読取り調剤過誤などのリスクを軽減します。また、お薬手帳の情報を患者情報として電子カルテシステムや薬歴管理システムに取り込むことで、禁忌チェックを自動化できます。
機能と特長
様々なお薬手帳フォーマットに対応
お薬手帳ラベルは全国で統一した規格がなく、各薬局、病院によって異なるフォーマットで提供されることから、従来のOCRでは各項目を整理して情報取得することが困難でした。お薬手帳リーダーでは、こうした課題に対して各薬局で使われているお薬手帳ラベルを収集し法則を見出すとともに、独自の辞書機能を追加することで、お薬手帳に貼られた薬剤ラベルの画像から「調剤日」「薬剤名」「用法」「用量」を検出し、瞬時にテキスト化します。薬剤名OCRの認識率は99%と高い性能を誇ります。
直観的で分かり易いインターフェース
お薬手帳リーダーでは、最終的なOCR結果を直感的なインターフェイスで確認、編集することができます。
基本操作はEnterキーとテンキーのみで簡単に操作できます。
応用シーン
・病院での持参薬鑑別業務
・病院・クリニックでの服用薬剤、併用禁忌の確認
・電子カルテシステムへの情報提供
・薬剤DBと連携した医療従事者向け注意喚起
・持参薬確認のエビデンスとしての画像利用
【実績】
・総合病院での電子カルテ連携実績あり（薬剤部での鑑別業務用）
・歯科電子カルテとの連携実績あり（服用中薬剤から既往歴、併用禁忌情報に関する注意喚起）
製品仕様
| 基本機能 | ・TWAINデバイス(スキャナー)を用いて取得した画像から、薬剤名、用量等を読取り ・読取内容を表示・編集 ・読取・編集内容をJAHIS電子版お薬手帳データフォーマット1.0類似フォーマットに出力 プラグインDLLの作成により、任意の動作にカスタマイズ可能。DLLへエクスポート |
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| 対応画像形式 | JPEG、PNG、BMP（200dpi以上） |
| 動作環境 |
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