車番認識システムに最適な照明機器を求めて
車番認識システムでは、画像を鮮明に、ブレなく撮影する目的で撮像時に十分な光量を得ることが求められます。
特に動いている車両のナンバープレートを撮影する場合には、ブレが生じないようシャッタースピードを短く設定するため、露光時間が短くなり画像は暗く撮影されます。
明るい画像を取得する方法には、照明の他、ゲインを上げたり、アイリス(露光)を開くなどの方法がありますが、ゲインを上げることによるノイズの発生は車番認識精度を下げる要因となることや、アイリス調整では解決できない暗い環境下ではブロックノイズが発生するため、投光器により光量を得ることを推奨しています。
2種類の投光方式
光の到達距離とカメラの機種によって、下記の2種類の投光器から適した投光器を選定します。
【常時点灯式】
通常の赤外照明。Nightモード(IRフィルターカットモード)を選 択できるカメラであれば、機種に依らず利用できる。一般的に カメラ連動型に比べ照明強度は低い。車番認識システムにお ける有効到達距離は最大15m程度。
【カメラ同期式】
カメラのシャッタータイミングに合わせて赤外光照明を点滅(ストロボ発光)することができる。カメラと照明に同期できる仕組みが必要。